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第5号 対症療法のリスク2

<対症療法のリスク2>

前回、排毒の仕事を薬で止める事が不適切(もちろん例外もありますが)であること、不自然であることを書きましたが、具体的にわかりやすい例をご紹介します。

O157
が流行って、かなりの方がなくなりました。ただ残念なのは、その亡くなられた方の多くは、誤った対処によって起きてしまったという事実です。

大腸菌の一種であるO157というウイルスが体に入り、ひどい下痢症状が出て、あまりの苦しさと、脱水症状の危険を感じてか、「下痢止めを与えたケース」がありました。

身体から出すための最良の手段が下痢であったのですが、下痢を嫌って(悪い事として)薬で止めたために、身体に菌が増え結局は亡くなってしまったのです。
もちろんそのままでは、下痢による、脱水症状という危険はあったかもしれませんが、それは、脱水症状の危険に対し水分を補うなどの方法で対応すべきであったのではないでしょうか。

特殊な例かもしれませんし、極端な症状とその反対の死という問題は、日常的には普通は無縁だと思いますが、その根底では、普遍の原理です。

同じように、誤った生活習慣がいずれ、「癌」という結果を生み出したりしているという事は紛れもない事実です。

例えば、おなか、頭、生理、関節などの痛みに対する痛み止め、発熱に対する解熱剤、腫れや、皮膚の出来ものを抑える塗り薬、様々なシップ、咳を抑える薬、そのほとんどが、単に一時的に症状を抑えるだけの対症療法です。根本的な治癒には直接は役立ちません。

え、そうなの? と驚かれる方も多いと思いますが、症状を抑える事と、健康にする事とは本来違うものです。ただ一般的には、症状をなくす、または、緩和する行為が「体を治している行為」と思われています。実は、

薬は、体の免疫力を上げることには何も貢献していません。むしろこれらの薬に含まれる「免疫抑制剤」が免疫力を落としてしまいます。

症状に対する、根本原因は免疫力に余力があれば、症状が緩和されている間に、徐々に解決されていきますが、余力が不十分であれば、むしろ悪化していきます。したがって薬の量も徐々に増えていくことになります。

日常の小さな積み重ねが、将来の大病にもつながってしまうのです。

症状や病気がなくなれば、一件落着ではないのです。

體の行う排毒の仕事をお手伝いするという発想が大切です。

では、次は、小さな積み重ねが大病の原因となる原理を説明します。
キーワードは、身体の「適応」です。

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